コミュニケーション心理学

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こんにちは。ほりです。

先週テレビで「受援力」について取り上げられていました。聞き慣れない言葉ですよね。わたしも初めて知ったのですが、周りの人に「助けて」と言える力のことだそうです。なるほど。

その番組では、里帰り出産された産後ママさんのケースが取り上げられていました。はじめての出産と慣れない育児で毎日つらく、ご主人に電話で弱音を吐いたところ、「そんなに大変なら、もうちょっとそっちに居ていいよ」と言われたそう。

ながら見していたので、すべて覚えておらず、ちょっとニュアンスは違うかも知れませんが、そのママさん曰く「わたしひとりが子育てするのが当たり前みたいな言い方に絶望した」とか、そんな風におっしゃっていたんですね。


わたしも子どもがいるので、産後のしんどさ、よーーーく分かります。十月十日も自分のお腹で一緒に過ごしたママと、毎日変わりなく仕事をしているご主人とでは、温度差があって当然。言葉を話せない赤ちゃんと一日中気を張って過ごし、夕暮れの黄昏で泣きそうなとき、帰宅した主人から「おれのメシは?」と言われたとき、殺意すら覚えましたから(苦笑)。


けど、上述のご主人の「そんなに大変なら、もうちょっとそっちに居ていいよ」。
このひと言に、まったく他意は無いのですよね。自宅に戻って大変な思いをさせてしまうくらいなら、リラックスして寛げる実家にいたほうが、奥さまにとって一番だから。言い方はあるにせよ、本当に奥さんのことを思って言われた言葉だと思います。



なので、ここでお伝えしたいのは
相手の言葉に必要以上に傷つかなくていいということ。



一般的に男性って、言葉が足りないなって思うんですね。だからこれだけ男女間での衝突・問題が起きる。笑



女性側からすると、育児でつらくて心細い自分に対して、

そんなに大変だったんだね
君に任せきりでごめんね
僕にできることはない?
休暇をとって、そっちに行こうか?etc...


おそらく、このような言葉掛けがあれば、本当にご主人が実家に来てくれなくても、「自分ひとりじゃないんだな。大変なときは頼っていいんだな」と思えたと思うのです。


ですが、非常に残念なことに、
男性に察しては通じない。涙


だから、ちょっとしんどいけれど、自分の思いをきちんと言葉で伝える努力が必要になります。そこでひとつだけ気をつけたいのは、決して感情的になってはいけないということ。女性が感情的になってしまうと、「ああもう、仕事で疲れているのに面倒くさいなぁ」とバリアを張られてしまい、コミュニケーションが取りにくくなります(もともと男性は話し合いが苦手ですしね)



・なんでわかってくれないの?
・なんでやってくれないの?

という「気づかないあなたが悪い」というエネルギーではなく


・わたしは〇〇な状況が辛いと感じている
・だからあなたに〇〇して貰えると、とても助かる

というように「なにをどうすれば良いか」を、わかりやすく言葉で伝えてみてください。


わたし自身の経験からすると、「これをやってほしい。これをしてくれると助かる」と言われてイヤだと言ったり、頼まれたことをしない男性って、ほとんどいませんでした(すぐに動かない人は多いけどw)。

 

産後は本当にデリケートな時期なので、ちょっとした言葉に傷つきやすいです。なので、その辺は男性陣にもっと知っていただきたいという思いもあります。


けどね、本当に
相手の言葉には、それ以上もそれ以下の意味もないから。


それでは、また。